PEOPLE PORT

パソコン処分で参加するこども支援

050-5328-8187 回収エリア 東京23区・横浜市・川崎市・大和市・町田市 平日10時〜17時
国内難民支援

スマホやパソコン 紛争鉱物が支える身近な電子機器

こんにちは、ピープルポートの田中香織です。
今回は、スマホやパソコンなど、身近な電子機器の材料について調べてみようと思います。ほんの20年前まで、スマホやパソコンはここまで身近なものではなく、持っている人は進んでるな~ぐらいの感覚でした。私が中高生の頃は、まだポケベルなんてものがありまして、ぎこちない文字のやり取りにワクワクしていたものです。ところが今や、スマホやパソコンを持ってないと仕事にならない、不安でならない、とにかく手持無沙汰…といった具合に、もうすっかり生活の一部、いや、体の一部になっている人も多いのではないでしょうか?
素晴しく便利な道具ですが、その材料がどこからやってくるか、知っていますか?お恥ずかしいことですが、私は全然知りませんでした。電子機器だから金属か~?ぐらいの程度です。そんな初心者ではございますが、ちょっと調べてみたのでお付き合い下さい!

スマホやパソコンに欠かせないレアメタル

プラスチックやガラス、樹脂、金属など、スマホひとつに1000個以上、パソコンひとつに数千から数万の部品が使われているそうです。中でも金属の種類は多様で、レアメタルと呼ばれる希少金属が多く使われています。現在、レアメタルに数えられているのは、コバルトやリチウム、インジウム、タンタルなど31種類。レアメタルは希少だから“レア”なんですが、なぜ希少かというと、産地が限られている、埋蔵量が少ない、純粋なものを取り出すのに経済的にも技術的にも難しい、といった理由があります。こんなに不安要素が多いのに、生活必需品である電化製品は、レアメタルに大きく依存しています。

日本にもかつてはレアメタルがあった!?

液晶ディスプレイやタッチパネルに使われているインジウムは、実はかつて、日本が世界最大の産出国でした。北海道の札幌市街から約30キロ北東にあった豊羽鉱山は、世界有数のインジウム産地として知られていました。インジウムは、美しくて見やすいディスプレイを作ることができるので、スマホやパソコン、テレビなど、需要は高まるばかり。次第に、豊羽鉱山の資源は枯渇していき、残念ながら2006年に閉山してしまいました。現在でも、日本はインジウムの産出国上位に位置していますが、それは輸入亜鉛鉱の副産物から生産しています。現在、インジウム産出の世界1位は中国で、日本も国内需要の約70%を中国からの輸入に頼っています。

高機能電子機器のキーパーソン“タンタル”

近年、価格が高騰しているレアメタルのひとつに、タンタルが挙げられます。タンタルの主用途はコンデンサ(電気を蓄えたり放出したりする電子部品)で、軽くて寿命も長く、小型化、高機能化が進む電子機器界のスター的存在です。世界中でタンタル需要が高まる一方で、埋蔵量が少なく抽出が困難なため、市場価格が高騰しています。かつては、オーストラリアが世界最大のタンタル産出国でしたが、やはり資源枯渇により2008年に閉山。現在、世界一のタンタル産出国はコンゴ民主共和国で、世界の産出量の39%を占めています。次いで、ルワンダ、ナイジェリアと続き、主要生産国の上位はアフリカ大陸にあります。

アフリカを揺るがす“紛争鉱物”

コンゴとその周辺諸国は、豊かな鉱物資源に恵まれている一方で、それが紛争を引き起こす一因となっています。紛争地域で産出された鉱物は“紛争鉱物”(コンフリクトメタル)と呼ばれ、世界的な問題になっているのです。
世界一のタンタル産出国であるコンゴは、他にもコバルトやタングステン、ニオブなどを産出していますが、資源大国なのに貧しいという悲しい矛盾を抱えています。歴史をさかのぼって植民地支配の時代、豊かな鉱物資源を我が物にしようと、宗主国ベルギーによる厳しい統治がありました。そして現在は、武装勢力の資金源につながっているため、鉱山の採掘権や縄張り争いによる紛争が各地で続いています。自分たちだけで戦うならまだしも、彼らは必ず現地の一般庶民を巻き込みます。虐殺や私刑、拉致、奴隷化などの非人道的行為を繰り返し、特に深刻と言われているのが性暴力です。鉱山周辺では、その他の地域に比べて被害に遭う確率が5%高いとされ、敵対する勢力への見せしめのために性暴力が横行しているのです。どの時代も、どの国でも、結局被害を受けるのは、弱い女性や子供です。弱者を利用する以外に解決策を見出さないところが、愚の骨頂…!

“紛争鉱物”と将来の課題

紛争を引き起こす当事者を批判しても意味がないですね。EUやアメリカの賢い人たちは、紛争地で採掘される鉱物は国際的な管理が必要だと考えました。例えばアメリカは、2010年にドッド・フランク法で「紛争鉱物ルール」を制定。企業に対し自社製品に紛争鉱物が入っているか調査し、その情報を公開することを義務付けました。しかし、アフリカ産鉱物の不買運動や、調査や情報公開のために企業が負担するコスト、そして武装勢力の減退に対する効果に疑問があるなど、課題が山積みだそうです。
鉱物資源は儲かります。みんなで仲良く平等に分けましょう!なんてできればいいけど、産出国も消費国も、利害やらしがらみやら民族やら宗教やらが複雑に絡み合って、そんなことには絶対になりません。だからせめて、健全な労働環境、健全な市場取引のために、賢い人たちに知恵を絞ってもらいたいのです。そして私たち消費者・利用者は、便利な電化製品の背景に、こんな現実があるんだと知ることが第一歩だと思いました。少しでも資源を大事にしよう、再利用しようと意識することできっと変わります。

ピープルポートで行っているのは、不要になったパソコンのリサイクルです。パソコンの中にはまだまだ使える部品があるのに、処分してしまうことが多々あります。今ある資源を大切に使えば、新しく資源を採らなくていい…つまり、紛争の原因になっているレアメタルの消費を減らすことができます。私たちは紛争を止めることはできなくても、消費量を減らすことはできます。もし、ecoパソコンを使ってみようかな…と思ったら、ぜひ下記をご覧ください(^^)/

難民の仕事につながるecoパソコン

ピープルポートでは、難民申請中のメンバーがスキルを覚え、丹精込めて整備したパソコンを「ecoパソコン」としてインターネット販売しています。
ご自宅用に最適な機種からビジネスマンに人気のレッツノートシリーズまで取り揃えております!

【出典】
・難民研究ジャーナル(2019年第9号)
・https://www.kgb.co.jp/knowledge/180920/
・https://wedge.ismedia.jp/articles/-/12206

企業のパソコン処分で
参加するこども支援活動!

無料回収を依頼して
プロジェクトに参加

メールだけで子どもたちに
寄付できます!

※1メルアド=1円を毎月寄付。

スタッフ

代表:青山 明弘

ピープルポート株式会社の代表、青山です。高校野球が大好き、神奈川県出身の一児のパパです。電子機器の再生を通じて難民の雇用、子供たちの教育支援に取り組んでいます!

営業:河内 将弘

営業担当の河内です。お寿司が好きで、よくおばあちゃんと一緒に食べに行きます。ピープルポートを通じて、一人でも多くの難民が自分らしく生きられる社会を創ります!

不要になった電子機器で
子ども達の未来をつくる