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難民を知ろう!Vol.1 シリア人スタッフも語る【難民が発生している国とその原因】

こんにちは、ピープルポートの田中香織です。
2020年も6月に突入。あっという間に一年の半分が過ぎてしまいましたね…。
ところで、6月と言えば、【6月20日 世界難民の日】です!世界難民の日は2000年に国連総会で決議され、難民の保護と援助に対する世界的な関心を高め、国連機関やNGOの活動に理解と支援を深めるための日です。
というわけで、今月は「難民を知ろう!」がテーマです。まだ難民についてよく知らない方に、「ちょっと分かった気がする…」と思ってもらえる記事を目指しています。まずは、世界のどこで難民が多く発生しているのか、地域ごとの特徴とその背景を調べてみました。全3回に分けてお届けします!

難民が多く発生している国はどこ?

2018年のUNHCRの調べによると、世界中で2,590万人の難民が発生していて、難民発生国の上位10か国は以下の通りです。

1. シリア 665万4,386人
2. アフガニスタン 268万1,269人
3. 南スーダン 228万5,316人
4. ミャンマー 114万5,154人
5. ソマリア 94万9,652人
6. スーダン 72万4,791人
7. コンゴ民主共和国 72万307人
8. 中央アフリカ共和国 59万874人
9. エリトリア 50万7,267人
10. ブルンジ共和国 38万7,862人

難民は主に中東やアフリカで多く発生していますが、その事情は国によって異なります。今回は、世界一の難民発生国シリアについて、難民が発生する事情を調べてみました。

シリアってどんな国?

シリア・アラブ共和国、通称シリアは、東地中海に面した中東の国です。首都はダマスカス、人口1691万人(2018年時)、国民の約9割がキリスト教徒、主要産業は石油生産業、繊維業、食品加工業です。1971年から約50年に渡って、アサド親子の独裁政権が続いています。

世界一の難民発生国シリア

シリアで難民が発生している原因は、2011年に勃発した内戦です。シリア内戦は21世紀最大の人道危機と言われ、そのきっかけとなったのは、“アラブの春”でした。聞いたことある!知っている!という方も多いかもしれませんね。アラブの春とは、独裁政権からの脱却と民主化を訴える運動のことで、2010年にチュニジアで端を発し、中東に広まっていきました。チュニジアでは民主化に移行する新政権が発足し、エジプトでは大統領を退陣させ、リビアでは反政府勢力が武力衝突の末に政権を獲得するなど、かつてないほど大規模な政治変動が起きました。

民主化運動から武力闘争へ

当時、40年に渡ってアサド政権の独裁下にあったシリア国民も、もちろん民主化に向けて立ち上がりました。しかし、全国に拡大していく民主化運動を、アサドは軍や治安部隊を動員して徹底的に弾圧。命や生活を危険に晒された庶民は、続々と民主化運動から離脱していったのです。一方で、離脱せずに武器を持った国民は、反政府武装勢力を組織。自由シリア軍、過激派のイスラム国など、数々の組織が乱立し、民主化運動は、打倒アサドを目指す武力闘争へと変化していきました。

シリアを巡る諸外国の思惑

そして、この内戦を複雑化、長期化させている要因が、いらぬちょっかいを出す諸外国です。アメリカやEUは、独裁者であるアサド大統領の退陣を求め、反政府体制諸派を支持。これに対し、国際政治における欧米諸国の影響力拡大を嫌うロシアと中国は、アサド政権に武器や資金を提供しました。ちなみに、アメリカのトランプ大統領は、国外紛争への介入は「アメリカにとって損」との持論を展開し、2019年にシリアからの米軍撤退を決めました。え?あんた、散々口出して人様の国をひっかき回してきたのに、「アメリカファースト」的に考えるとやっぱり損だよね!やっぱりやめよう!って…、すごいな。自分勝手の極みだな。

シリア出身のスタッフが語る「難民の現実」

ピープルポートのスタッフに、シリア出身の女性Sさんがいます。Sさん曰く、シリア難民には大きく分けて、三つのパターンがあるそうです。
ひとつ目は、シリア国内の別の地域に避難している人たち。厳密には難民ではなく避難民と言いますが、彼らはUNHCRがサポートしている避難所で生活しています。避難所の環境は、徐々に改善されてきているそうです。
二つ目は、内戦が始まった初期、近隣諸国に一時的に避難した人たち。初期は比較的行き来が自由で、内戦が落ち着いたら帰ろうと考えていました。しかし、状況は落ち着くどころか悪化する一方。人々はシリアに帰れなくなり、難民になってしまったのです。内戦が続くにつれ、近隣諸国は受け入れを拒否するようになり、今は自由に国境を超えることもできなくなっています。
三つ目は、海を渡ってギリシャやヨーロッパに逃れようとする人たち。この人たちを狙って、マフィアを中心に渡航を斡旋するビジネスが横行しています。無事に逃がしてあげるからと言って大金を受け取り、実際は避難先の海岸に警備が配置されているため着岸することもできず、人々は海の中に投げ落とされ、自力で岸辺に辿り着かなければならないのです。ニュースなどで、海を必死で泳ぐ難民の人たちの映像を見たことがありますが、こんな背景があるとは知りませんでした。


(所蔵:UNHCR,国連難民高等弁務官事務所)

Sさん曰く、今シリアには若い男性が少ないそうです。なぜ若い男性が少ないかと言うと、徴兵制度から逃れるためです。シリアには18歳になると2年間の徴兵制度があり、徴兵されればほぼ100%死ぬと考えられています。男の子を持つ親は、難民としてでもいいから何とか子供を国外に逃がそうと、必死でお金を工面するのです。男女の数のバランスが崩れれば、恋愛することも結婚することも難しくなり、シリア社会は今、非常にいびつな状況に陥っています。

Sさんの家族は、今もまだシリアに住んでいます。家族が住んでいる地域は今のところ安全だそうですが、今後何が起こるか分かりません。いつも明るくおしゃべり好きな彼女が、悲しい思いを抱えていることを知って、少なくとも日本では楽しく過ごしてくれることを願って止みません。

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【出典】
https://gendai.ismedia.jp/articles/-/48257?page=2

https://www.worldvision.jp/children/crisis.html

https://globe.asahi.com/article/11535124

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スタッフ

代表:青山 明弘

ピープルポート株式会社の代表、青山です。高校野球が大好き、神奈川県出身の一児のパパです。電子機器の再生を通じて難民の雇用、子供たちの教育支援に取り組んでいます!

営業:河内 将弘

営業担当の河内です。お寿司が好きで、よくおばあちゃんと一緒に食べに行きます。ピープルポートを通じて、一人でも多くの難民が自分らしく生きられる社会を創ります!

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