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難民を知ろう!Vol.2 ロヒンギャ難民とは?増え続ける原因と歴史

まだ6月だと言うのに、すっかり夏の暑さですね…😓7月8月を乗り切れるかどうか、今から不安でたまらないピープルポートの田中です。
さて、6月20日が【世界難民の日】ということで、今月は「難民を知ろう!」をテーマに記事を書いています。前回のブログでは、世界一の難民発生国であるシリアについて、その原因と現状をお伝えしました。今回は、アジアのロヒンギャ難民について、増え続ける原因と歴史を調べてみたいと思います。

ロヒンギャ難民とは

ロヒンギャとは、ミャンマーのラカイン州北西部に住むイスラム系少数民族で、独自のロヒンギャ語を話し、独自の民族的な文化を持つ人々です。ミャンマー政府は彼らをミャンマー人と認めず、いまだに国籍を与えていません。ロヒンギャは無国籍である上に、度重なる不当な迫害を受け、バングラデシュやタイ、インドネシアなどに逃れて難民となっています。

なぜロヒンギャは差別されるの?

なぜミャンマー人がロヒンギャを差別するのか、大きく分けて三つの理由があります。
ひとつ目は、見た目の違い。ミャンマーに住む多数派のビルマ人に対し、ロヒンギャは肌の色が黒く顔の彫りが深いという特徴があります。

二つ目は、ロヒンギャは不法移民であるという主張。そもそもロヒンギャは勝手にバングラデシュから入ってきた不法移民であり、勝手にロヒンギャという民族名を使い、ミャンマー人のふりをしている…という強い反発があるそうです。

そして三つ目は、宗教の違いです。ミャンマー人の9割近くが仏教徒ですが、ロヒンギャは保守的なイスラム教徒です。イスラム教徒は子供をたくさん産み、そのうちミャンマーを乗っ取るに違いない!という、何の根拠もない先入観と差別意識が根強く残っているのです。

仏教徒とイスラム教徒 共存から対立へ

15世紀~18世紀に栄えたアラカン王国(現在のラカイン州)は、仏教の王朝でしたが、多数の仏教徒と少数のイスラム教徒が共存していたことで知られています。王宮内には、役職を持ったイスラム教徒もいたそうで、イスラムに対して寛容な政策をとっていました。

状況が一変するのは、やはり植民地政策です。1886年、ビルマ(ミャンマーの旧称)全土がイギリスの植民地になると、首都ヤンゴンには多くのインド系移民が労働力としてやってきました。彼らの多くが、出稼ぎ的な短期移民だったのに対し、ラカイン州北西部にやってきたイスラム教徒は、ミャンマーに住み着き、もともと住んでいた仏教徒との対立が強まっていきました。

第二次世界大戦後の1948年、ビルマはミャンマー連邦共和国として、イギリスから独立。しかし、当時の東パキスタン(現バングラデシュ)と国境を接するラカイン州北西部は、中央政府の力が十分に及ばず、食糧難に苦しむ多くのイスラム教徒が移住してきました。その結果、仏教徒との対立はさらに深刻化し、ラカイン州のイスラム教徒代表としてロヒンギャが名乗りを上げたと言われています。

しかし、ロヒンギャの歴史には謎が多く、彼らがなぜ“ロヒンギャ・アイデンティティ”を主張し始めたのか、今も明らかになっていません。「知らないものは恐怖」という考えが、ミャンマー人がロヒンギャを否定し続ける根底にあるのかもしれません。

ロヒンギャを追い詰めるミャンマー政府

かつては、国会議員にも選出されていたロヒンギャ。彼らの運命を大きく決定づけたのは、1982年に制定されたビルマ市民憲法でした。同法では、「ミャンマーは135の民族が存在する多民族国家である」といいながら、その中にロヒンギャは含まれていないのです。つまり、ロヒンギャに対する民族差別、そして国籍を与えないことが憲法で認められてしまいました。

2012年、ラカイン州の州都で起こったミャンマー人とロヒンギャの民族衝突を機に、政府はロヒンギャを収容所のような一区画に閉じ込め、自由に移動できないようにしました。さらに2015年には、それまで認めていた選挙権も取り上げてしまいました。国籍も選挙権も奪われ追い詰められたロヒンギャは、国外に難民として逃げるしかないのです。

人身売買とボートピープル

かつてロヒンギャの人々は、陸路でバングラデシュに逃れることが多かったのですが、国境の警備が強化されたことによって、海を渡ってタイやインドネシア、マレーシアを目指す人が増えました。しかし、周辺諸国のほとんどが受け入れを拒否。追い返された船は漂流し、ボートピープルの悲惨な現実は、世界中に衝撃を与えました。
さらに、彼らを苦しめているのが人身売買業者。逃亡先の国に拒否された場合、商品にならないロヒンギャは邪魔になります。邪魔なら殺せばいいという恐ろしく短絡的な考えのもと、人身売買業者によるロヒンギャの大虐殺が起きているのです。


(所蔵:UNHCR)

ロヒンギャに未来はあるの?

ミャンマーと言えば、非暴力で軍事政権に立ち向かい、“民主化のシンボル”としてノーベル平和賞を受賞した、アウン・サン・スー・チーの国です。しかし、彼女はミャンマーの多数派であるビルマ人の仏教徒。ロヒンギャに対する虐殺、迫害について認めることはなく、「ロヒンギャ」という言葉さえ使わないそうです。立場が変われば、人は天使にも悪魔にもなり得るということですね。

ロヒンギャに対する非道な行いから、彼女のノーベル平和賞を剥奪すべき!との意見もあり、批判の声が世界中で高まりました。そこで、一度はロヒンギャ問題に対して前向きに取り組もうとしたこともありました。彼女が提案したのは、移動の自由がないラカイン州のロヒンギャに対し移動を認めること。そして、3世代に渡って生活しているイスラム教徒には国籍を与えるということでした。
ところが、ロヒンギャ問題がやっと前に進もうとした矢先、ロヒンギャの武装勢力がミャンマー軍を急襲したのです。この事件によって、解決への糸口はあっという間に消え去りました。ミャンマー国軍は武装勢力の制圧を名目に、以前にも増して、圧倒的な戦力でロヒンギャへの攻撃を続けています。

ロヒンギャは、国連から「世界で最も迫害されている民族」と認められています。彼らは、独立国家を求めてクーデターを起こしているわけでもなく、古くからミャンマーのラカイン州周辺に住んでいた民族であり、ただミャンマー人として認めて欲しいと主張しているだけです。ミャンマーは135の民族が共存する多民族国家なのに、ロヒンギャだけ認めないというのは、あまりにも悲しすぎませんか?“微笑みの国”と称えられるミャンマーですが、笑顔を忘れてしまった人々が、確実にいるのです。

【出典】
https://www.excite.co.jp/news/article/Shueishapn_20171123_95278/?p=4

https://gendai.ismedia.jp/articles/-/52943?page=2

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スタッフ

代表:青山 明弘

ピープルポート株式会社の代表、青山です。高校野球が大好き、神奈川県出身の一児のパパです。電子機器の再生を通じて難民の雇用、子供たちの教育支援に取り組んでいます!

営業:河内 将弘

営業担当の河内です。お寿司が好きで、よくおばあちゃんと一緒に食べに行きます。ピープルポートを通じて、一人でも多くの難民が自分らしく生きられる社会を創ります!

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