定期的に入れ替える必要のあるパソコン。個人情報などの会社のデータが残っていたり、様々なメーカーが混在していたりと、処分にお困りの企業担当者の方も多いのではないでしょうか?
今回は横浜市の法人の方向けにパソコン処分の方法をご紹介します。
法人のパソコンを横浜市で処分・廃棄する方法
まず、法人がパソコンを処分する際には大きく以下の方法があります:
1. 産業廃棄物(ゴミ)として廃棄する方法
2. 各パソコンメーカーに回収を依頼する方法
3. 民間の業社に回収を依頼する方法
の3つですメリットデメリットがありますので、それぞれ特徴を見ていきましょう。
1. 産業廃棄物(ゴミ)として廃棄する方法
パソコンを「ゴミ」として処分する場合は、産業廃棄物扱いとなります。
廃棄物処理法によると、廃棄物の処理の責任は処分を依頼する法人側にあるとされています。
パソコンを産業廃棄物として処理する際は、マニフェスト(産業廃棄物管理票)制度にのっとって、排出事業者が最終処分まで把握することが義務付けられています。
詳しいマニフェストの仕組みや様式はこちらをご覧ください。
横浜市ホームページ「各種届出書・申請書・契約書等様式(産業廃棄物排出事業者用)」
産業廃棄物としてパソコンを廃棄するメリット
どのような状態のパソコンであっても(起動しない、液晶画面が割れている、水没しているなど)まとめて処分ができます。
さらにパソコン以外の廃棄物も一緒に処分することができるため、様々な機器などをまとめて廃棄する場合には便利な方法です。また基本的には事業所に引き取りに来てくれるため、どこかに持ち込んだり、発送をする手間を省くことができるのが利点です。
特に横浜市内にあるパソコン処分業者だと費用もより抑えられるのでおすすめです。
産業廃棄物としてパソコンを廃棄するデメリット
契約書の取り交わしなど事務処理業務や費用が発生することがデメリットと言えます。また、上記で述べたようにマニフェストの交付・保管も必要です。費用目安としては、パソコン1台につき1,000~4,000円程度になることが一般的です。廃棄証明書の作成を依頼する場合、別途費用がかかる場合もあるため注意が必要です。
横浜市でパソコンを処分してくれる産業廃棄物処理業者
横浜市の法人向けに、サービスを展開している産業廃棄物処理業者をピックアップしました。(筆者の方で全ての会社に問い合わせ/サービスを利用したわけではありません。予めご了承ください)
武松商事株式会社
https://www.takematsu.co.jp/industrial-waste/
竹下産業株式会社
https://www.r-station.co.jp/service/waste_temporarily/
エコモーション株式会社
https://www.kankyo-ecomotion.co.jp/
2. 各パソコンメーカーに回収を依頼する方法
資源有効利用促進法により、企業等で利用されていたパソコン(事業系パソコン)も、メーカーに回収・リサイクルしてもらうことができます。メーカーはこの法律により販売したパソコンの回収とリサイクルが義務づけられているので、適切な方法で処分してくれるという安心感があります。
処分を依頼する際は各メーカーの回収窓口に連絡をする形となります。引き取りの方法は様々ですが、一般社団法人パソコン3R推進協会が処理を委託されている場合もあります。
メーカーによるパソコン処分のメリット
特に大手のメーカーになればなるほど、適切な方法で処理をしてくれるという安心感があります。また一部の国内メーカーは運送業者と提携をして、全国対応の出張引き取りサービスを提供しているため、持ち込みや発送などの手間を省くことができます。ほぼすべてのメーカーが、横浜市にある法人でもパソコンの処分に対応してくれます。
メーカーによるパソコン処分のデメリット
異なるメーカーのパソコンを使用している場合、各メーカーごとに依頼する形となるため手間が発生します。また産業廃棄物処理と同様に費用が発生するケースが多く、費用目安としては、パソコン1台につき3,000~4,000円程度になることが一般的です。
3. 民間の業社にパソコン処分を依頼する方法
民間にも横浜市の法人向けにパソコンの処分を引き受けている会社があります。引き取ったパソコンの部品をリユースしたり、リサイクルすることで収益を得ています。企業のパソコンは故障する前に廃棄されることもありリユースできるケースが多いため、SDGsの観点からも今注目をされている処分の選択肢と言われています。
民間業社によるパソコン処分のメリット
民間の回収業者の多くが「買取」で引き取りをしてます。買取の代金と処分費用を相殺する仕組みが多いため、処分費用は他の方法と比べて抑えられる傾向にあります。また回収からデータ消去処理まで一括で行っている場合が多いため、自社でデータ消去処理をする手間とコストを省くことができます。こちらも横浜市内にあるパソコン処分業者だと費用もより抑えられるのでおすすめです。環境負荷低減の観点では、リディース<リユース<リサイクルの順に環境への負荷が高くなっていくため、他の方法よりCO2の排出などを抑えることができます。
民間業者によるパソコン処分のデメリット
様々な業者があり、信頼できる業者を見つけることが大変という点です。「なぜ料金が安いのか明記されていない」「データ消去について明記されていない」「事業所の所在地が載っていない」と言った場合は、注意が必要です。悪質な業者に依頼をしてしまうと、追加費用が発生したり、情報漏洩のリスクが高まります。
横浜市の法人向けパソコン処分・回収サービス-ピープルポート株式会社
横浜市港北区にあるピープルポート株式会社ではパソコンやPC周辺機器の無料回収サービスを行っています。現在テレビや新聞など様々なメディアで注目をされている当社の特徴を紹介していきます。
基本サービス情報-横浜市のパソコン処分ならピープルポート
下記の条件を満たせば、無料で訪問回収を行っています。
・処分予定のパソコンが5台以上ある
・神奈川県横浜市、川崎市、町田市、大和市、東京23区内
引き取れるパソコンの状態は問わず、電源が入らないものでも、液晶が割れているものでも全て1台としてカウントしています。(一部CRTモニターやプリンターなど引き取りができない周辺機器もありますので、詳しくはサイトをご覧ください)
また引き取りからデータ消去処理、さらにはリスト形式のデータ消去証明書の発行まで無料で行っています。(一台一台個別の証明書は有料 3,300円/台)
サービスページはこちら:https://peopleport.jp/recycle/
もし5台以上パソコンがないという場合は着払いでの宅配回収も受け付けています。
無料宅配回収についてはこちら:https://peopleport.jp/news/1383/
なぜ無料で回収できるのか?
ピープルポートでは引き取ったパソコンをデータ消去の上、リユースパソコンとして販売しています。特に回収業者の中では珍しく、自社で「ZERO PC」という再生パソコンブランドを持っているため、その収益で全ての回収費用を賄うことができています。
データ消去処理について-横浜市の再生工場でパソコン
データ消去処理についても安心できる体制が整っています。入室制限のあるセキュリティルーム内で、
・米国防総省規格準拠のソフトウェア消去
・強力な磁気を照射することによる磁気破壊消去
・データ記憶媒体に穴を開ける物理破壊消去
の3つの中からデータ記憶媒体(HDD/SSD)の状態に合わせて、最適な方法を選んでデータ消去処理を行っています。このデータ消去処理体制が認められ、多くの士業関係、上場企業、金融機関、教育機関などからも回収を請け負っています。
メディアでも大注目のSDGsにつながる社会問題の解決
このピープルポートの特徴として、企業でありながらビジネスの仕組みを工夫して社会課題の解決に取り組んでいる点があります。
- NPO団体への寄付:
回収したパソコンなどの買取金額相当額が、日本国内で子どもたちを支援しているNPO団体へ寄付されます。パソコンの処分をする法人にとっては、無料でパソコンを処分できるだけでなく、社会貢献活動に参加できる仕組みとなっています。 - パソコンの再生を通じた環境保護
パソコンは廃棄はもちろん、新品製品を製造する際に温室効果ガスの排出や、水の使用、紛争鉱物の使用など人にも環境にも負荷をかけています。自然エネルギーを導入した工場で再生されたパソコンは新品パソコンと比べ温室効果ガスを約90%、水の使用を約70%削減しています。 - 難民の雇用創出
ピープルポートでパソコンを再生するスタッフは、母国で紛争や迫害に巻き込まれ日本に避難をしてきた難民という立場にいる海外出身のスタッフです。当社では日本人スタッフと同水準の給与、社会保障を提供しながら、難民にパソコンの再生スキルを教え正社員雇用しています。
こういった取り組みが認められ、様々なメディアで紹介をされています。
下記のページからピープルポートにパソコンの回収を依頼することができます。
https://peopleport.jp/recycle/
いかがでしたでしょうか?横浜市にある法人向けの安全なパソコンの処分はもちろんのこと、現在はさらに付加価値のついたサービスも登場してきています。
多くのパソコンが適切に処理され、我々の次の世代により良い地球環境を残していければと思います。